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5.監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」

日本公認会計士協会(監査・保証基準委員会)では、2023年6月15日の常務理事会の承認を受けて、監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正を公表しております。

本改正は、2022年6月の品質管理基準報告書第1号「監査事務所における品質管理」の改正、品質管理基準報告書第2号「監査業務に係る審査」の公表及び監査基準報告書220「監査業務における品質管理」の改正(以下合わせて「品質管理基準報告書第1号等の改正」という。)並びに2022年7月の倫理規則の改正に伴うものです。

また、変更された主な様式は次の通りで、大規模監査法人以外の監査事務所においては2024年7月1日以後開始する事業年度に係る財務諸表の監査から適用されます。

(品質管理基準報告書第1号等の改正に伴う見直し)

  • 【様式1-1】監査契約の締結及び更新
  • 【様式1-4】監査契約の解除に関する検討

(倫理規則の改正に伴う見直し)

  • 【様式3-5別紙】倫理規則に基づく違法行為への対応
  • 【様式12】職業倫理に関する規定の遵守状況の評価(新設)
  • 【様式12】付表 監査チームの職業倫理に関する規定の遵守状況の評価(新設)

(監査実務を踏まえた既存様式の見直し)

  • 【様式2-1】グループ監査の方針(勘定科目)
  • 【様式3-13-1】重要な虚偽表示リスクの識別と固有リスクの評価(関連する見直しを主に【様式3-13-2】【様式3-4】に対して実施)

また、上記変更点に関する記載内容は、以下のリンクの内容を参照しております。

日本公認会計士協会監査に基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」の公表について」https://jicpa.or.jp/specialized_field/20240617azt.html

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